保護者の方からのお便り②

かけがえのない童具とアトリエ

(小学生クラスのお母様より)

 アトリエと童具に出合う前。当時、我が家にあったおもちゃはほんのわずかな車とカラーブロック、カラー積木でした。息子のお気に入りは車と絵本でした。

私は息子にどんなおもちゃを与えたらいいのかわからずにいました。ただ、電池で動き、すぐに飽きてしまうものではなく、木のぬくもりを感じながら長く使えるようなおもちゃが良いと漠然と思っていました。

ある日知人の家に遊びに行くと、そこにあったのは数えきれないほどの積木と<ビーズ>でした。

それを見た私は釘付けになるのと同時に「どうやって遊ぶの?」と、疑問符が…。

もちろん息子も心を奪われた様子で、「遊んでいいよ」の言葉を待っていたかのように遊び始めました。遊び方の想像もできなかった私を尻目に息子はどんどん<ビーズ>の世界に引き込まれるように夢中になって遊んでいました。

そんな息子の姿を見て、「私が望んでいたおもちゃはこれかもしれない。我が家にも<ビーズ>があったら」と思いましたが、反面「片付けが大変そう…」と、大人目線で考えていました。

その後、何度か遊ばせていただいているうちに「わくわく創造アトリエ」のことを伺い、主人と相談して「息子が息子らしく夢中になれるなら」と入会を決めました。息子が二歳の時でした。

それから我が家には、毎年サンタさんから積木、<くむくむ>、<ビーズ>などが届くようになりました。

さて、いよいよアトリエデビューの日。私は息子がどんな姿を見せてくれるのか、どんな作品をつくりだすのか、わずか二歳の息子に大きな期待を抱きました。

それなのに、息子は私の膝の上に座ったまま周りを観察しているだけ。そのうち飽きてくると部屋から脱走。

私は、「なぜ何も活動しないのか」、「周りの子は出来るのになぜできないのか」とイライラして、周囲と比べていました。

そんな時、アトリエの先生から「息子さんはこの空間を楽しんでいるから大丈夫。イライラしないでママが楽しんだらいいのよ。そのうち必ず活動を始めるから、それまで待って」とアドバイスを受けました。

イライラしながらも待つこと数ヶ月、息子はお友達の真似をはじめ、ようやく活動に参加するようになり、徐々に自分でやりたいことを表現するようになりました。

ただいま、幼児クラスを満喫中の息子は、回を追うごとに表現力が増し、ダイナミックな作品が完成しています。ダイナミックになりすぎて自分の顔が絵具まみれになることも少なくありません。

親としてどこを褒めるべきか悩む時もありますが、アトリエの先生は必ず作品から息子らしさを見つけてくださいます。

五歳になった息子は、自宅では童具と、親からするとおもちゃにならないような物なども使って機関車や船、飛行機をつくって創造の世界を楽しんでいます。童具以外のおもちゃも増えてきてしまいましたが…。

私は子どものころ図工が嫌いで、画用紙や工作の材料とにらめっこばかりしていました。自分がやりたいこと、つくりたいものに取り組める息子が羨ましく思います。

最近では、息子の言葉にハッとさせられ、教わることが多くなりました。

息子は常にポジティブ。

大事にしていた十枚のカードが、ある日一枚になってしまっているのに気付いたとき、息子は「よかった、一枚あるからまだ遊べる!」

また、ある時には、私の体調が悪くて病院に行こうとした時「どうしたの?」と心配そうに聞いてきた息子に私は「あなたを怒りすぎるから病院に行って怒りんぼを治してもらってくるね」と話すと、すかさず「ありがとう」とお礼を言われました。一瞬、えっ?と思いましたが、すぐに笑いが込み上げてきました。相当怒っていたのかと反省したのは言うまでもありません。

息子が場を和ませ、ポジティブに考えることができるのは神様から与えられたものか、それともアトリエで全て受け入れられ、認めてもらえているからなのか定かではありませんが、私たち親子にとってアトリエと童具はかけがえのない場所と物であることは間違いありません。


 

絵本と童具の専門店 ブックスほるぷ
和久洋三のわくわく創造アトリエ 札幌中央プレイルーム
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